大動脈炎症候群による総頚動脈狭窄に頭蓋内内頚動脈塞栓症を併発し急性期血行再建術と頚動脈ステント留置術を施行した一例

DOI Web Site Web Site 参考文献7件 オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • A case of acute embolism of the intracranial internal carotid artery associated with the ipsilateral common carotid stenosis caused by Takayasu disease treated by endovascular recanalization and carotid stenting
  • 症例報告 大動脈炎症候群による総頚動脈狭窄に頭蓋内内頚動脈塞栓症を併発し急性期血行再建術と頚動脈ステント留置術を施行した1例
  • ショウレイ ホウコク ダイドウミャクエン ショウコウグン ニ ヨル ソウ ケイドウミャク キョウサク ニ ズガイ ナイナイ ケイドウミャク ソクセンショウ オ ヘイハツ シ キュウセイキ ケッコウ サイケンジュツ ト ケイドウミャク ステント リュウチジュツ オ シコウ シタ 1レイ

この論文をさがす

抄録

【目的】大動脈炎症候群に対する急性期血行再建術の報告はない.今回,急性期脳梗塞を呈したため再開通を行い,良好な結果を得たので,文献的考察を加え報告する.【症例】症例は49 歳の女性.10 年前に大動脈炎症候群と診断され,また右総頚動脈閉塞が指摘されていた.今回,右麻痺,意識障害をきたし救急搬送された.左総頚動脈高度狭窄,左頭蓋内内頚動脈の閉塞を認めたため,Penumbra aspiration catheter(メディコスヒラタ,大阪)を用いたADAPT 法で閉塞血管を再開通させ,その後に左総頚動脈狭窄部にステントを留置した.神経脱落症状は改善し,独歩退院した.【結論】急性期脳梗塞を呈した大動脈炎症候群に対して急性期血行再建術を行い,良好な結果を得たので報告した.

収録刊行物

  • 脳神経血管内治療

    脳神経血管内治療 9 (3), 156-162, 2015

    特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会

参考文献 (7)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ