通信の大容量化に対応する「長さ」の国家標準

  • 稲場 肇
    産業技術総合研究所 計測標準研究部門
  • 大苗 敦
    産業技術総合研究所 計測標準研究部門
  • 洪 鋒雷
    産業技術総合研究所 計測標準研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • National standards of length for high-capacity optical fiber communication systems
  • ― ファイバー型光周波数コムの開発 ―
  • — Development of fiber-based optical frequency combs —

説明

光周波数コムは、可視?近赤外波長域において、等しい周波数間隔でモードが並ぶ光周波数のものさしであり、光とマイクロ波領域の周波数とを精密に比較するなど、大きな技術革新を起こした。しかし、当初用いられていた、固体レーザーを用いた光周波数コムは、大型・高価で、かつ長時間安定に動作させることが困難だった。我々はファイバーレーザーを用いた光コムに早くから着目して研究開発を進めてきた。特に、レーザーも含めた光コムシステムの産総研内での開発に成功してからは、通信帯波長におけるレーザー周波数の校正をはじめ、長さの国家標準、そして次世代光周波数標準のための新しいレーザー制御技術を開発するなど、独自性のある成果を挙げている。

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参考文献 (7)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680278379136
  • NII論文ID
    130004954076
  • DOI
    10.5571/syntheng.7.65
  • ISSN
    18832318
    18830978
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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