Body cooling technique for alleviating exertional heat strain

  • Tokizawa Ken
    (独)労働安全衛生総合研究所 人間工学・リスク管理研究グループ
  • Oka Tatsuo
    (独)労働安全衛生総合研究所 有害性評価研究グループ
  • Yasuda Akinori
    (独)労働安全衛生総合研究所 健康障害予防研究グループ
  • Tai Tetsuo
    (独)労働安全衛生総合研究所 作業条件適応研究グループ
  • Son Suyoung
    (独)労働安全衛生総合研究所 人間工学・リスク管理研究グループ
  • Sawada Shinichi
    (独)労働安全衛生総合研究所 人間工学・リスク管理研究グループ

Bibliographic Information

Other Title
  • 暑熱負担を軽減する作業前の実用的かつ簡便な身体冷却方法
  • ショネツ フタン オ ケイゲン スル サギョウ マエ ノ ジツヨウテキ カツ カンベン ナ シンタイ レイキャク ホウホウ

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Description

暑熱環境における作業は体温上昇をまねき,熱中症の発症を誘発する.作業中には身体冷却の方法が制限されることや,作業による筋活動の熱産生を抑えることは難しいことから,作業前や休憩中に身体冷却を行い,体温を低下させておくことが重要となる.我々は,労働現場で実施することが可能な実用的で簡便な方法による身体冷却について最近研究を行ってきた.従来,実験的な身体冷却方法は冷水への全身浸漬であり,大量の冷やした水とバスタブが必要であった.これは少数人に施す前提で大きな装置を必要とし,身体への寒冷ストレスが大きいというデメリットがあった.したがって,労働現場において多くの作業者が限られたスペースで実施でき,さらに寒冷ストレスがマイルドな身体冷却方法を考案する必要があった.本文では,扇風機とスプレー,少量の水による手足の浸漬とクールベストの着用の組み合わせによる身体冷却方法が,深部体温をどの程度減少させ,作業中の暑熱負担を軽減させるかについて我々の研究成果を中心に述べる.

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