CAD/CAM冠の現状と将来展望

  • 新谷 明一
    日本歯科大学生命歯学部歯科補綴学第2講座
  • 三浦 賞子
    東北大学大学院歯学研究科分子・再生歯科補綴学分野
  • 小泉 寛恭
    日本大学歯学部歯科補綴学第Ⅲ講座
  • 疋田 一洋
    北海道医療大学歯学部口腔機能修復・再建学系 デジタル歯科医学分野
  • 峯 篤史
    大阪大学大学院歯学研究科クラウンブリッジ補綴学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Current status and future prospect of CAD/CAM composite crown
  • CAD/CAMカン ノ ゲンジョウ ト ショウライ テンボウ

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抄録

<p> 小臼歯の全部被覆冠として保険収載されたCAD/CAM冠の使用率は,年々増加し続けている.一方で,CAD/CAM冠の脱落などに代表されるトラブル報告も多くなってきている.CAD/CAM冠は,従来の歯冠補綴装置とは異なった製作方法や材料を使用しており,支台歯形態や接着方法に独自の配慮が必要である.また,多くの脱落が初期に生じているということは,従来の全部被覆冠からは考えられない原因の存在も推測される.本稿では,CAD/CAM冠に発生したトラブルのリスク因子を明らかにし,それに対応できるよう,支台歯形態,CAD/CAM冠用レジンブロックの特徴,適切な接着手順および術後管理について考察を行う.</p>

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参考文献 (28)*注記

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