書誌事項
- タイトル別名
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- Second-ordering the Upper House Election in Japan
- 「 ニジテキ センキョ 」 ト シテ ノ サンインセン
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抄録
本稿は,日本の参院選の選挙サイクルが総選挙のそれと異なる点に着目し,「二次的選挙」(second-order election)モデルの視点から,参院選における投票行動について検討するものである。欧州の選挙研究は,欧州議会選挙や地方選挙等のいわゆる「二次的選挙」において,その時々の政権の業績が問われ,与党が敗れる傾向があることを示してきた。本稿では,2009年総選挙,2010年参院選前後に行った世論調査(Waseda-CASI & PAPI 2009,Waseda-CASI 2010)をもとに,政権の業績に対する評価が投票行動に及ぼす影響を探った。その結果,業績評価の影響は,「一次的選挙」(総選挙)と「二次的選挙」(参院選)の重要性に関する有権者の主観的評価によって異なることが明らかになった。
収録刊行物
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- 選挙研究
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選挙研究 27 (2), 5-19, 2012
日本選挙学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680280245376
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- NII論文ID
- 130005906819
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- NII書誌ID
- AN10035687
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- ISSN
- 18840353
- 09123512
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- NDL書誌ID
- 023450987
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可