政党や政治家の政策的な立場を推定する

書誌事項

タイトル別名
  • Estimating the policy positions of political actors
  • コンピュータによる自動コーディングの試み
  • an application of computerized coding to the Japanese policy documents

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説明

本研究の目的は,政党や政治家の政策的な立場を推定するために考案されてきた様々な方法論を概観し,その現状と発展の可能性について考察することである。政党や政治家の政策的な立場を推定する方法を大別すると,公約の内容分析とアンケー ト調査の二種類に分けることができる。アンケート調査とは異なり,内容分析には,政党や政治家の立場を明らかにすべき争点の選択が客観的であるという長所がある。しかし,この方法には分析コストの高さや結果の信頼性について改善の余地がある。そのための手段として,本研究はコンピュータによるコーディングの自動化を提案する。具体的には,政策の内容分析に必要であるコーディング作業について,「教師付き学習に基づく分類の自動化」を行う。実際に,2005年総選挙と2007年参院選における各党のマニフェストにこの方法を適用し,その有用性と可能性を示す。

収録刊行物

  • 選挙研究

    選挙研究 25 (1), 61-73, 2009

    日本選挙学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680280539776
  • NII論文ID
    130005439927
  • DOI
    10.14854/jaes.25.1_61
  • ISSN
    18840353
    09123512
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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