大きな胃迷入膵の1例

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  • A CASE REPORT OF LARGE ECTOPIC PANCREAS OF THE STOMACH

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胃迷入膵は剖検例の約1~2%に見られ,決して稀な疾患とはいえないが, 3cmを越えるものは少ないとされる.我々は最近,胃体部小弯側に存在し,平皿状の隆起を示した最大径5cmの胃迷入膵の1例を経験したので文献的考察を加えて報告した.<br> 症例は51歳男子で胃X線検査,内視鏡検査にて胃体部小弯側に約5cmの粘膜下腫瘍を認めたが,肺窩は認められず,胃生検でも粘膜下組織の所見は得られなかった.術中迅速凍結標本にて胃迷入膵と診断されたが,その発生部位,肉眼形態,最大径から胃迷入膵の診断上の問題点を検討した.

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