肝未分化(胎芽性)肉腫の1例

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タイトル別名
  • A CASE OF UNDIFFERENTIATED (EMBRYONAL) SARCOMA OF THE LIVER
  • カン ミブンカ タイガセイ ニクシュ ノ 1レイ

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抄録

肝の非上皮性腫瘍は稀であると言われるが中でも肝原発の未分化肉腫は非常に稀な疾患であり,予後も悪いと言われている.<br> われわれは最近, 65歳の女性に肝腫瘍を認めこれを摘出,組織学的に未分化肉腫と診断された.術後1年9ヵ月を経過したが再発傾向を認めず健在である.<br> これまで本邦では3例が報告されたに過ぎず, 1978年Stokerら1)の集計でも本邦例1例を含む31例であった.そのほとんどが小児期に発生しており最高年齢は28歳であった.本症例は65歳であり最高年齢者となる.<br> 若干の文献的考察を加えて報告した.

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