EPTFE graft with a spiral support (IMPRA<sup>®</sup> 血管)の臨床使用例の検討

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書誌事項

タイトル別名
  • CLINICAL INVESTIGATIONS OF EPTFE GRAFT WITH A SPIRAL SUPPORT (IMPRA<sup>®</sup>)
公開日
1983
DOI
  • 10.3919/ringe1963.44.398
公開者
日本臨床外科学会

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説明

最近9カ月間に,我々が施行したIMPRA血管を用いた心臓血管手術症例は6例である.その内訳は,症例1. 31歳男性の大動脈炎症候群例で,上行大動脈より左総頚動脈と左鎖骨下動脈にバイパスを作製.症例2. 48歳男性の左大腿動脈血栓症例で,左外腸骨動脈と左大腿動脈間にバイパス作製.症例3. 5歳女児のFallot四徴症で,内径13mmの人工血管を右室-肺動脈の心外導管として用い根治術を施行.症例4. 60歳男性の腹部大動脈瘤例で,腹部大動脈-左右腸骨動脈の人工血管置換術施行.症例5. 67歳男性の閉塞性動脈硬化症例で左総腸骨動脈と左外腸骨動脈間にバイパス作製.症例6. 42歳女性の大動脈炎症候群例で,症例1と同様のバイパス作製.<br> EPTFEは,抗血栓性に優れ,管壁が軟らかく細動脈に移植可能で,更に管壁,膜面よりヘパリン血の出血がない等の優れた利点を有し,近年心臓血管外科領域において多くの臨床応用がなされている.しかし可動性に富む腋窩や鼡蹊部に移植された従来のEPTFEは屈曲や捻転により容易に閉塞し血栓形成を併発する危除がある.そこで,我々はEPTFEの管壁にhigher dessity PEFEよりなるspiral wrapを付けたEPTFE graft with a flexible spiral support (IMPRA® 血管)を屈曲運動の激しい腋窩や鼡蹊部の移植に用いて,優れた開存成績を得た.しかしながら,本人工血管は多くの利点を有しながら,延伸加工の為に手術操作で管壁が容易に裂開し,針穴よりの出血に難渋するという欠点を有している.そこで我々は,耐久性と生体適合性に優れたpolyurethaneにて本人工血管の外壁を被覆し,管壁の補強を行うことを発想.犬を用いた動物実験と併行して,症例6において臨床応用したところ壁面補強効果と止血効果は増強した.

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