書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF PERICARDIAL CYST
- シンマク ノウシュ ノ 1 チケンレイ
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抄録
患者は56歳の男性で,右胸腔内腫瘤と胃潰瘍の診断で入院した.胸部エコー, CTスキャンを施行,心膜嚢腫と診断した.胃切除の後,右第5肋骨床,前側方開胸を行なった.嚢腫は,小児頭大で右心横隔膜角にあり,心膜と有茎性に連結していた.組織学的に,嚢腫内面は一層の中皮細胞で被われ,周囲に粗性結合織の増生とリンパ球の浸潤を伴っていた.<br> 心膜嚢腫は比較的まれな疾患であるが,増大すると種々の圧迫症状を呈し,悪性化の報告もある.他疾患との鑑別が困難なものや,症状を有する場合は,積極的に摘除すべきである.
収録刊行物
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- 日本臨床外科医学会雑誌
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日本臨床外科医学会雑誌 44 (5), 556-560, 1983
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680283745408
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- NII論文ID
- 130003595829
- 40003062117
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- NII書誌ID
- AN00198696
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- ISSN
- 21892075
- 03869776
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- NDL書誌ID
- 2631883
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可