二次しらす地盤の動的力学特性と液状化ポテンシャル

  • 高田 誠
    社団法人 土木学会 中央開発株式会社 元鹿児島大学大学院 工学研究科 (システム情報工学専攻)
  • 北村 良介
    社団法人 土木学会 鹿児島大学 工学部海洋土木工学科
  • 北田 貴光
    社団法人 土木学会 中央開発株式会社 東京支社
  • 冨山 貴史
    社団法人 土木学会 (株) アイ・エヌ・エー 元鹿児島大学大学院 工学研究科 (海洋土木工学専攻)

書誌事項

タイトル別名
  • DYNAMIC PROPERTIES OF ALLUVIAL SECONDARY SHIRASU GROUND AND ITS LIQUEFACTION POTENTIAL
  • 2ジ シラス ジバン ノ ドウテキ リキガク トクセイ ト エキジョウカ ポテンシャル

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抄録

鹿児島県内の沖積平野の表層地盤には, 背後のしらす台地の浸食・運搬・堆積作用を受けた“二次しらす”が厚く分布している. 本論文では, 新たな視点より二次しらす地盤の変形・強度特性を考察し, 鹿児島県沖積平野部の液状化特性について検討を加えている. 得られた主な結果は次のとおりである. (1) 二次しらす地盤では, 動的せん断応力比の深さ方向の低減が, 通常の砂質土地盤とは異なる. (2) 二次しらす地盤に固有な低減係数を導き, 得られたN値を2倍に評価することにより, 妥当な液状化ポテンシャルの評価が行える. (3) 鹿児島市内の液状化判定結果より, 中部地域は液状化の可能性が相対的に低く, 南部地域・海岸線・河川沿いでは相対的に高い.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (631), 61-69, 1999-09-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (11)*注記

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参考文献 (19)*注記

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