補間問題における対数正規 Kriging 法とCPDF法の等価性

  • 野田 茂
    社団法人 土木学会 鳥取大学 工学部社会開発システム工学科
  • 星谷 勝
    社団法人 土木学会 武蔵工業大学 工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • EQUIVALENCE BETWEEN LOGNORMAL KRIGING AND CPDF METHODS FOR INTERPOLATION AND EXTRAPOLATION
  • ホカン モンダイ ニ オケル タイスウ セイキ Krigingホウ ト CPDFホウ ノ トウカセイ

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説明

複数地点で観測値が与えられた条件付対数正規確率場において, 不偏推定・最小誤差共分散規範に基づく Kriging 法と条件付確率密度関数法には固有な差があるのであろうか. この疑問に答えるため, 前者から導いた最適推定値, 推定誤差共分散, 後者からの条件付平均値, 条件付共分散の検討結果ならびに数値分析の結果, 1) 最適推定値と条件付平均値は完全に一致すること, 2) 推定誤差共分散は条件付共分散と異なること, 3) 推定誤差共分散は観測位置のみに依存し, 観測値に無関係であるが, 条件付共分散は観測値に依存すること, 4) 推定誤差共分散は条件付シミュレーションに関与しないことが見出された. 2つの方法は正規確率場において完全に等価であるが, ここで指摘した知見は条件付正規確率場とは異なる性質である.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (633), 41-59, 1999-10-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (39)*注記

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