フライアッシュペレットを混合したスラグ路盤材の変形特性

  • 吉田 信之
    社団法人 土木学会 Research Center for Urban Safety & Security, Kobe University
  • 西 勝
    社団法人 土木学会 Dept. of Civil Eng., Kobe University

書誌事項

タイトル別名
  • DEFORMATION CHARACTERISTICS OF SLAG BASE-COURSE MATERIAL CONTAINING FLY ASH PELLET

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抄録

石炭灰を排煙脱硫石膏とセメントで固形化し粉砕・粒度調整したもの (フライアッシュペレット), 製鋼スラグ, 高炉スラグを混合した複合スラグ路盤材料 (複合スラグBと称する) の復元及び残留変形特性を, 室内繰返し三軸圧縮試験によって調べた. その結果, 1) 複合スラグBの復元変形係数は, 軸差応力の増加とともに減少し一定値に収束し, また平均主応力の増加とともに増加すること, 2) 復元ポアソン比は, 応力比の増加とともに増加すること, 3) 残留軸ひずみは, 繰返し載荷回数とともに増加するが, 特に載荷初期に急増しその後漸増すること等が明らかになった. さらに, 従来の複合スラグよりは劣るものの, 標準的な水硬性粒度調整高炉スラグ (HMS) よりは優れた変形特性であることが示唆されている.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (641), 269-275, 2000-02-20

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (16)*注記

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