シラス地帯における計画路線の事前評価を目的とした崩壊影響評価アルゴリズムの開発

  • 熊谷 樹一郎
    社団法人 土木学会 摂南大学 工学部 土木工学科 前 農業環境技術研究所 リモートセンシング研究ユニット
  • 大林 成行
    社団法人 土木学会 東京理科大学 理工学部土木工学科
  • 川井田 実
    社団法人 土木学会 日本道路公団 試験研究所 土工試験研究室
  • 齋藤 元也
    農業環境技術研究所 環境管理部計測情報科

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF THE EVALUATION METHOD OF THE SLOPE FAILURE FOR PRE-EVALUATION OF HIGHWAY ROUTE IN SHIRASU AREA
  • シラス チタイ ニ オケル ケイカク ロセン ノ ジゼン ヒョウカ オ モクテキ ト シタ ホウカイ エイキョウ ヒョウカ アルゴリズム ノ カイハツ

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抄録

本研究では, 衛星データや地理データ, さらにはそれらの処理/解析結果等の二次生成情報を対象に, シラス地帯に計画された路線に対する広域的な事前土地評価 (崩壊影響評価) のためのアルゴリズムを開発した. シラス地帯に広く分布する侵食斜面では斜面崩壊の発生とともに多量の土砂が流下するケースの多いことに着目し, 衛星データと地理データより作成された斜面安定性評価図から崩壊影響評価に関わる情報を抽出・整理した上で二次生成情報として採用した. 提案したアルゴリズムを実際の計画路線に適用した結果, 崩壊が発生した場合の影響を路線周囲に位置する集水域ごとに比較・評価できるとともに, 広い範囲から砂防施設の設置必要箇所を効率よく抽出できることが示された.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (623), 247-257, 1999-06-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (24)*注記

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