桁間衝突が落橋におよぼす影響に関する実験的検討

  • 森山 卓郎
    社団法人 土木学会 阿南工業高等専門学校 建設システム工学科
  • 依田 照彦
    社団法人 土木学会 早稲田大学 理工学部土木工学科

書誌事項

タイトル別名
  • EXPERIMENTAL STUDY ON THE EFFECT OF POUNDING BETWEEN THE ADJACENT GIRDERS ON THE FALLING GIRDERS
  • コウカン ショウトツ ガ ラッキョウ ニ オヨボス エイキョウ ニ カンスル ジッケンテキ ケントウ

この論文をさがす

抄録

本研究は, 兵庫県南部地震で実際に被災した橋梁をモデルに縮小した2径間の橋梁模型を製作し, 2次元振動台を用いて振動させたときの橋桁や橋脚の動的応答から桁間衝突による落橋のメカニズムを調べたものである. まず, 落橋防止連結板を取り付けていない場合について, 桁の衝突による落橋の有無を観察し, 桁間衝突が落橋におよぼす影響について検討した. その結果, 橋桁の落下には橋脚を中心とした設計振動単位の共振現象が強く影響することが確認できた. さらに, 落橋防止連結板に緩衝材を挿入し, それによって衝撃的な外力を吸収できるかどうか検討し, 緩衝材として望ましい材料特性について検討した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (654), 223-232, 2000-07-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (10)*注記

もっと見る

参考文献 (24)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ