正規粘土供試体せん断時における局所変形の遷移

  • 小林 一三
    社団法人 土木学会 金沢大学 工学部土木建設工学科
  • 飯塚 敦
    社団法人 土木学会 神戸大学 工学部建設学科
  • 太田 秀樹
    東京工業大学 工学部開発システム工学科

書誌事項

タイトル別名
  • THE TRANSITION OF LOCALIZED DEFORMATION MODE DEVELOPING IN THE NORMALLY CONSOLIDATED CLAY SPECIMEN

抄録

正規圧密粘性土供試体がせん断に伴って局所変形を顕在化させ, 最終的に破壊に達するまでをシミュレーションしている. 供試体内に発生する局所変形モードの遷移を追跡するために, 有限変形理論に基づく土/水連成有限要素解析プログラム (DACSAR-F) を開発した. このDACSAR-Fを用いて, せん断が進行するにつれて, 初期不整として与えられた局所変形モードが次第に特定の局所変形モードに収斂し, かつ顕在化して終局の破壊状態に至るというモードスイッチングの様子を示し, 実験において, 供試体成型時に不可避に導入されているであろう初期不整と間隙水のマイグレーションがこのモードスイッチングにどのように関わっているかを示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 1999 (617), 1-18, 1999-03-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (12)*注記

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