好気微生物反応を利用した生物系廃棄物の乾燥

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タイトル別名
  • Drying of Bio-waste Utilizing Aerobic Biodegradation
  • コウキビセイブツ ハンノウ オ リヨウ シタ セイブツケイ ハイキブツ ノ カンソウ

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説明

生物系廃棄物の多くは水分を多く含むが,乾燥させれば固形燃料として使用できる程度の発熱量を保有する。これを効率よく乾燥させることができれば,固形廃棄物燃料として有効利用できる可能性がある。本研究では,コンポスト化反応に代表される好気微生物反応に着目し,この反応を利用することによる効率的な乾燥について検討した。好気微生物反応を起こさない材料とこの反応を伴う材料をそれぞれカラムに充填して通気を行い,水分量変化を調べて比較した。その結果,好気微生物反応がある材料では温度が上昇するため水分蒸発が促進されることが確認された。また,本研究で使用した材料の場合,好気微生物反応に伴って放出される反応熱量は,蒸発潜熱と材料や通気の昇温に要する熱量より大きいことがわかった。反応熱を有効に利用できれば,より効率よく乾燥が行える可能性があることが示唆された。

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