非平衡プラズマ反応器内でのジクロロメタンの分解・無機化特性に及ぼす充填誘電体粒子の影響

  • 飯島 伸介
    新東工業(株) 技術・開発センター
  • 内田 遼
    名古屋大学大学院工学研究科 エネルギー理工学専攻
  • 久保 隆之
    名古屋大学大学院工学研究科 エネルギー理工学専攻
  • 窪田 光宏
    名古屋大学大学院工学研究科 エネルギー理工学専攻
  • 松田 仁樹
    名古屋大学大学院工学研究科 エネルギー理工学専攻
  • 後夷 光一
    新東工業(株) 技術・開発センター
  • 黄 立維
    浙江工業大学 生物環境学科

書誌事項

タイトル別名
  • Dielectric Particle Effects on Dichloromethane Decomposition and Mineralization in a Non-thermal Plasma Packed-bed Reactor
  • ヒヘイコウ プラズマ ハンノウキ ナイ デ ノ ジクロロメタン ノ ブンカイ ・ ムキカ トクセイ ニ オヨボス ジュウテン ユウデンタイ リュウシ ノ エイキョウ

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説明

ジクロロメタンの常温,空気流通下での非平衡プラズマ反応器内での分解および無機化特性に対するα-Al2O3, BaTiO3, γ-Al2O3, Pt/γ-Al2O3の4種類の誘電体粒子の影響を調べた。<br> その結果,すべての粒子で印加電力40W以上においてジクロロメタン分解率は90%以上,無機化率は80%以上が得られた。このとき,γ-Al2O3およびPt/γ-Al2O3では触媒効果によってα-Al2O3やBaTiO3よりもCO2選択率が増加し,ジクロロメタンの分解で生成したClはγ-Al2O3およびPt/γ-Al2O3表面に吸着されることがわかった。また,γ-Al2O3におけるジクロロメタンの分解ではCO2選択率は94%から30%へ減少した後,一定となった。一方,α-Al2O3では印加電力50W以上において,ほぼすべてのClはHClおよびCl2となって系外に排気されることがわかった。

収録刊行物

参考文献 (11)*注記

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