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- 柿澤 宏昭
- 北海道大学農学部
書誌事項
- タイトル別名
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- The Evolution of US Federal Land Management Policy : Focused on National Forest System(Papers of the Symposium in April, 1997)
- 合州国連邦有地政策の展開と90年代の動向--国有林を中心として
- ガッシュウコク レンポウ ユウチ セイサク ノ テンカイ ト 90ネンダイ ノ
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説明
本稿では合州国連邦有地政策の展開と組織構造について国有林を中心として分析し,エコシステムマネジメントへ転換しつつある90年代の動向を把握することを目的とする。連邦有地には多目的管理を目的とする国有林・国有資源地のほか,特定の目的のために管理される野生生物保護区や国立公園などがあるが,こうした連邦有地の多くは市民運動や技術者運動の力によって創設され,成長し,守られてきた。国有林では国民のための土地管理を保障する法制度的な枠組みが形成されてきたが,組織的なバイアスや中央集権的統制によって空洞化されてきた。一方,環境保護運動の高揚と組織内部の雇用者の多様化が連邦土地管理のあり方を大きく転換させつつあり,それはエコシステムマネジメントの導入に収斂している。連邦土地管理官庁は生態系の保続を最大の課題として,関係者の広範な共同・協力関係の構築に力を入れようとしている。
収録刊行物
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- 林業経済研究
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林業経済研究 43 (1), 15-22, 1997
林業経済学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680293555072
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- NII論文ID
- 110006788518
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- NII書誌ID
- AN00330523
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- ISSN
- 24242454
- 02851598
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- NDL書誌ID
- 4173591
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可