経済改革開放下の中国南方集体林における林業株式合作制度の展開 : 湖南省靖州県の事例を中心にして

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タイトル別名
  • Development of the Forest Stock Collaboration System of the Collective Forest in Southern China under Economic Reform and Transiton to Market Economy Opening : A Case Study on the Jingzhou Hunan
  • ケイザイ カイカク カイホウ カ ノ チュウゴク ナンポウシュウタイリン ニ オケル リンギョウ カブシキ ガッサク セイド ノ テンカイ コナンショウセイシュウ ケン ノ ジレイ オ チュウシン ニ シテ

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抄録

中国南方集体林区では林業各戸請負制の実行によって山林管理経営面には混乱が起き,乱伐,盗伐が横行し,森林資源の破壊が深刻となり,農民の林業経営意欲が低下した。そこでこれらの諸問題を解決する1つの方策として林業株式合作制度が農民自らによって作られ,政府のサポートを受けて広がっている。なかでも「純粋型」の林業株式合作制度は林業各戸請負制によって各農家に請負わせている山林の所有権が株式合作林場の管轄下で明確化し安定し,1自治組織として林業経営活動を行っている。そのため,森林乱伐,盗伐が減少し,林業経営の秩序も改善され,経営規模に応じた林業経営を実現した。また山林の価額を株に換算し,その山林株と労資株を合わせた収益を配当することで,農民の所得を増加させ,農民の林業経営意欲を高揚させた。

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