L-バンド合成開口レーダによる津波被災地の建物被害推計手法の開発

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タイトル別名
  • ESTIMATION OF TSUNAMI-INDUCED BUILDING DAMAGE USING L-BAND SYNTHETIC APERTURE RADAR DATA
  • L-バンド ゴウセイ カイコウ レーダ ニ ヨル ツナミ ヒサイチ ノ タテモノ ヒガイ スイケイ シュホウ ノ カイハツ

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抄録

広域に及ぶ津波被災地の建物被害を把握するには,リモートセンシング技術が有効である.特に近年では,高分解能X-バンド合成開口レーダ(SAR)により,その高い分解能を活かした建物一棟毎の被害把握手法が発展してきた.X-バンドSARを使用すれば,詳細に被災地を観測する事が可能である一方,撮影可能領域が狭いため,広域な津波被災地を網羅できない事がある.その一方,L-バンドSARは,空間分解能が落ちるものの,X-バンドSARよりも広域の観測が可能となり,被災地を網羅できる可能性が向上する.そこで本研究では,津波被災前後の被災地を捉えたL-バンドSAR(ALOS/PALSAR)により,建物流失棟数を推計する手法を開発した.精度検証の結果,推計値と実被害データのピアソン積率相関係数は0.97を示し,その有効性を実証する事ができた.

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