気象庁MSM風資料と1点浅海モデルを用いた長期波浪推算システムの日本海への適用

書誌事項

タイトル別名
  • APPLICABILITY OF A REVISED LONG-TERM WAVE HINDCAST SYSTEM CONSISTING OF MSM-BASED WINDS DATA SET AND BACKWARD RAY TRACING WAVE MODEL IN THE JAPAN SEA
  • キショウチョウ MSMフウ シリョウ ト 1テンセンカイ モデル オ モチイタ チョウキ ハロウ スイサン システム ノ ニホンカイ エ ノ テキヨウ

この論文をさがす

抄録

近年,気象庁より公表されている高時空間解像度条件でのMSM(Meso Scale Model)風資料を入力条件として1点浅海モデルによる長期波浪推算システムを再構築し,日本海の15沿岸地点と北部3沖合地点の最長12年間に及ぶ波高,周期の推算資料と観測資料の比較からその精度を調べ,つぎの結果を得た.1)風波が卓越する準閉鎖海域の日本海では,波浪推算モデルを同一のままで,単にECMWFなどの表面風再解析値資料に代えてMSM風資料を入力条件とすることにより,波浪推算の高精度化が可能である.因みに,波高および周期について相関係数の平均値は0.95および0.85であり,従来の結果と比べて0.04~0.08の増加が得られる.2)推算精度の向上に地域的な偏りはみられず,またMSM風の経年的な高精度化の影響は顕在化しない.

収録刊行物

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ