人工塩性湿地堆積物中における難分解性有機炭素の動態

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タイトル別名
  • A RESEARCH ON THE DYNAMICS OF REFRACTORY ORGANIC CARBON IN THE SEDIMENT OF AN ARTIFICIAL SALT MARSH
  • ジンコウエンセイ シッチ タイセキブツ チュウ ニ オケル ナン ブンカイセイ ユウキ タンソ ノ ドウタイ

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抄録

浅場や干潟など浅海域の炭素固定能力に関する知見が求められていることから人工塩生湿地を対象に生分解性試験を行い,季節別の難分解性有機炭素濃度を測定した.その結果,表層下5cmまでの潮間帯堆積物では45.9-77.0%,潮下帯堆積物では92.5-98.3 %が難分解性有機物であった.さらに,堆積物表面から5cm下層までの炭素貯留量を概算し,大阪南港野鳥園北池の潮間帯は9.5トン,潮下帯では27.6トンの炭素が貯留されていることをそれぞれ明らかにした.

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