2014年秋季に東北地方太平洋沖合から放流した漂流ブイ観測: 風圧流の影響

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タイトル別名
  • DRIFTING BUOY OBSERVATION RELEASED OFF THE COAST OF THE TOHOKU REGION OF THE PACIFIC OCEAN IN THE FALL OF 2014: LEEWAY EFFECT
  • 2014ネン シュウキ ニ トウホク チホウ タイヘイヨウ オキアイ カラ ホウリュウ シタ ヒョウリュウ ブイ カンソク : フウアツリュウ ノ エイキョウ

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抄録

2014年秋季に風圧流の影響を受けやすい漂流ブイを東北地方太平洋沖合から放流しその挙動特性を調べた.漂流ブイは南下し続け,茨城県遠方沖に位置する海山と黒潮で形成された高気圧性渦によって回転し,黒潮及び黒潮続流によって東へ蛇行し,シャツキー海台の西側にて20日程度停滞する.その後,漂流ブイは東へ蛇行して天皇海山列の1つ欽明海山(北緯35度辺り)を通過後,海山の間を通るように南へ蛇行する.同海域において過去に震災が原因とされる漂流物が確認されたことから漂流物の主な移動経路の一部の可能性が示唆される.風圧流の影響の時間差を考慮することによって,再解析の海上風データを用いた漂流ブイ移動に対する風圧流をある程度評価することができた.

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