カーテン式低反射岸壁に設けた空気抜き用スロットの効果に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECTIVENESS OF VERTICAL SLOTS ON CURTAIN WALLS OF WATER-CHAMBER-TYPE PIERS FOR DISSIPATING REFELETED WAVES
  • カーテンシキ テイハンシャ ガンペキ ニ モウケタ クウキヌキ ヨウ スロット ノ コウカ ニ カンスル ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

従来のカーテン式遊水室型構造の低反射壁では,その上部を開放構造とし,反射波低減の原動力となる遊水室内のピストンモード波動運動は何ら阻害されることなく作用するものと想定していた.しかしながら,実際場では,低反射岸壁に見られるように,遊水室上部を物揚げ場として利用するのが一般的であり,反射波低減効果を維持するため,ピストンモード波動運動に伴う遊水室上部の空気の出入を何らかの方法で確保する必要がある.本研究では,反射波低減に有効な周期帯の拡大を意図して,二重カーテン式遊水室型構造の低反射岸壁を提案すると共に,遊水室上部の空気の出入を確保するため,カーテン壁に縦スロットを設ける方法を採用し,反射波低減に対する有効性などを水理模型実験と減衰波理論に基づく理論解析の両面から明らかにする.この際,縦スロットの大きさの影響についても付加的に検討を進めた.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ