内海・内湾における波高および高潮偏差の年最大値の空間分布特性の推定

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タイトル別名
  • ESTIMATING DISTRIBUTION OF ANNUAL MAXIMUM WAVE HEIGHTS AND STORM SURGE DEVIATIONS IN THE INLAND SEA AND INNER BAY AREAS
  • ナイカイ ・ ナイワン ニ オケル ナミ ダカ オヨビ タカシオ ヘンサ ノ ネン サイダイチ ノ クウカン ブンプ トクセイ ノ スイテイ

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抄録

観測資料から推定した海上風,気圧分布を用いた45~48年間,1km格子間隔上の波高および高潮偏差の推算結果に基づいて内海・内湾における年最大波高および年最大高潮偏差の経年変化の場所的な変化を調査した.このために瀬戸内海西部海域,伊勢湾および東京湾に設定した着目点と他の格子点の年最大値の対応を相関係数,Taylor図で調査した.また全格子点において他地点との相関がρ>0.9となる個数の平面分布を求め,つぎの結果を得た.1)年最大波高で着目点と高い地点間相関を示す範囲は,着目点を囲む小海域の長軸方向に伸びる領域に限られる.2)年最大高潮偏差の地点間相関は波高に比べて広い海域で高い.3)年最大高潮偏差において高相関をもつ地点は,波高と異なる領域に現われ,波高の3~4倍程の数となる.

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