若狭湾東部における海洋レーダで得られた流速を用いた日本海西部の領域海洋モデルの再現性

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タイトル別名
  • Reproducibility of Regional Ocean Model with the Domain of West Part of the Japan Sea by Using Currents observed by VHF Ocean RADAR in the East Area of the Wakasa Bay
  • ワカサワン トウブ ニ オケル カイヨウ レーダ デ エラレタ リュウソク オ モチイタ ニホンカイ セイブ ノ リョウイキ カイヨウ モデル ノ サイゲンセイ

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説明

日本海西部海域に領域海洋モデルを適用し,モデルの再現性確認のために,2010年1月から2月までの海洋レーダで得られた若狭湾東部海域の観測結果との比較を行った.計算結果は,解像できないレーダ各局近傍を除いて,海洋レーダにおける観測結果と比較的高い相関および比較的低いRMSEを持つことが示された.また,両者の主成分を比較した結果,変動の約80%を説明する第一主成分の流速パターンは同様な形状を示した.そして,観測結果の第一主成分を用いた計算結果のスコアは,観測結果を追随していた.この結果より,領域海洋モデルは観測結果に対し,良好な結果が得られることが確認出来た.海洋レーダで得られる若狭湾東部の第一主成分の正負,つまり流れの向きは,湾口部での対馬暖流の流速の大きさにより変化する循環に影響されていることが示された.

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