眼サルコイドーシス国際診断基準−眼科医による眼所見からのサルコイドーシスの診断

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タイトル別名
  • International Criteria for the Diagnosis of Ocular Sarcoidosis -To Make the Diagnosis of Sarcoidosis Based on Ocular Signs by Ophthalmologists
  • ガン サルコイドーシス コクサイ シンダン キジュン : ガンカイ ニ ヨル ガン ショケン カラ ノ サルコイドーシス ノ シンダン

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抄録

近年,全国の大学付属病院におけるぶどう膜炎(内眼炎)の統計(2003 年)では,サルコイドーシスは原因疾患として約13%を占め,以前より増加していることが明らかになった1).眼科医のあいだでのサルコイドーシス診断基準の浸透とともに,眼科で検査をオーダーして診断をつけることが増えたためと考えられる.2006 年に診断基準の改訂が行われ,「サルコイドーシスの診断基準と診断の手引き−2006 」が作成された2).同年,眼科医がサルコイドーシスを診断できるような国際診断基準を定めるためのワークショップが東京で開かれた.北米,ヨーロッパ,アジア各国のぶどう膜炎を専門とする眼科医が集まり,各国のサルコイドーシス事情を紹介したのち,日本の診断基準をたたき台にして,出席者(内科医も参加)の話し合いにより眼所見,検査所見,診断法を決め,「International Criteria for the Diagnosis of Ocular Sarcoidosis」(以下,国際診断基準)を作成した3)

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参考文献 (1)*注記

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