心臓サルコイドーシスにおける不整脈の検討

  • 草野 研吾
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科
  • 伴場 主一
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科
  • 高谷 陽一
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科
  • 西井 伸洋
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科
  • 永瀬 聡
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科
  • 中村 一文
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科
  • 森田 宏
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科
  • 伊藤 浩
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科
  • 大江 透
    岡山大学大学院医歯薬学総合研究科循環器内科

書誌事項

タイトル別名
  • Arrhythmias in Cardiac Sarcoidosis
  • シンゾウ サルコイドーシス ニ オケル フセイミャク ノ ケントウ

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抄録

心臓サルコイドーシスに合併する不整脈について35例をレトロスペクティブに検討したところ,心室頻拍例に比べ新規房室ブロック例ではGaシンチ取込み陽性例が多く,副腎皮質ステロイドホルモン薬(ステロイド)治療にてブロック改善例を多く認めた.一方心室頻拍例ではGaシンチ取込み陰性例が多く,左室駆出率が低下している症例を多く認めた.これらの結果から,房室ブロックは活動期に多く発生しステロイド治療に比較的反応するが,心室頻拍は非活動期が多く,ステロイドはあまり効かないことが示唆された.

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参考文献 (2)*注記

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