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- 大辻 正晴
- 東京都立大学大学院・哲学専攻
書誌事項
- タイトル別名
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- ゲンゴロンテキ テンカイ ラッセル ハンダン リロン ト ウィトゲンシュタイン
- ラッセル判断理論とウィトゲンシュタイン
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説明
1913年, ウィトゲンシュタインは, 師ラッセルの所謂「判断の多項関係理論 (multiple relation theory of judgement)」に対して, ある批判を行った。ラッセルはこの批判によって絶大な打撃を受け, 認識論における主著たらしむべく執筆中であった『知識の理論』(R4)を, 中途で放棄するに至ったのである。私は本稿で, 従来明瞭と言い難かったこの批判の眼目について, 一つの新しい解釈を提出したい。そしてラッセルの失敗の原因を考察し, 件の批判において示されている, 思考法のある転換を明確にしたい。
収録刊行物
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- 科学基礎論研究
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科学基礎論研究 22 (1), 21-26, 1994
科学基礎論学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680299586944
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- NII論文ID
- 110000133056
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- NII書誌ID
- AN00036945
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- ISSN
- 18841236
- 00227668
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- NDL書誌ID
- 3288261
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可