幼稚園教育実習 I における観察実習の意義 : 実習前後アンケートから探る

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タイトル別名
  • Meaning of Observation Practice at the Kindergarten Teaching Practice I : : Reserchig from the Questionnaire Before and After Practice
  • ヨウチエン キョウイク ジッシュウ I ニ オケル カンサツ ジッシュウ ノ イギ : ジッシュウ ゼンゴ アンケート カラ サグル

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抄録

本研究の目的は幼稚園教育実習Ⅰにおける観察実習の意義を考察し,それらを踏まえて,実習事前指導の 要点を明らかにすることである。幼稚園教育実習Ⅰ前期実習前後に実習についての学生アンケートを実施し た。その結果,観察実習は学生が子どもの主体性に出会う意義があることが明らかになった。実習前には, ①「自分がどのように見られているか」に不安を抱いている。②保育技術について,自分が出来るか否かの 二極化で捉え,性急に保育技術を取り込もうとする傾向がある等,学生は子どもの主体性が見えないために 自らを主体に置かざるを得ない実態があった。実習事前指導の要点としては以下が考えられた。①学生が子 どもの主体性に出会う為には,自分に向けられた方向性を,子どもに向けたものに変えることが必要であ る。②保育技術は保育の目的に向かって練り直されなければならない。保育技術の表層的な習得ではなく, 保育の重層性を理解する。③実習行為は計画→実践→省察→改善のサイクルで継続性をもって行われること を理解する。

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