Studies on the Vitamin C curichment of Milk and Milk-products.(I)
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- Inagaki Choton
- お茶水女大・榮養化學
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- Iechika Keiko
- お茶水女大・榮養化學
Bibliographic Information
- Other Title
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- 牛乳及び乳製品のビタミンC強化に關する研究 (第1報)
- Stability of Vitamin C in Soybean milk as Compared to Cow-milk
- 牛乳と比較した豆乳中のV. Cの安定度
Description
1) 牛乳及び乳製品にCを強化せんとして先ず牛乳, 豆乳中におけるC安定度試験を行つた結果, 加熱の場合, 銅イオン添加の場合, 直射日光照射の場合, 冷庫貯藏の場合いずれにおいてもその安定順位は (牛乳+豆乳)>豆乳>牛乳であつた。<BR>2) 牛乳と豆乳を混合した場合にCは安定である。この最適配合割合は牛乳, 豆乳=3:7である。<BR>3) 豆乳中に添加したCが牛乳中に添加した場合より安定なる原因を檢討した。<BR>先ずB2とCの混合液について檢した結果B1はCの共存によりでB2の光分解を抑制するがCはB2の共存にて破壊が進む。この事實は牛乳中にあるB2がCの破壊を促進することを示すものである。これに豆乳中でCが牛乳中より安定なる原因の一つと考えられる。然しB2量を一定としても矢張豆乳中の方が良好である。ここにおいで牛乳及び豆乳より夫々カゼイン, グリシニンを分離して夫々についてしらべた結果, (カゼイン+グリシニン)>グリシニン>カゼインの順位であり, (牛乳+豆乳) の優秀性は異種蛋白質の粗合せによると考えちれる。<BR>以上の結果より牛乳及び乳製品にCを張化する場合にグリシニンを適量配合ずればCは安定化され更に蛋白質の改善にもなると考えられる。
Journal
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- Eiyo To Shokuryo
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Eiyo To Shokuryo 4 (5), 183-186, 1952
JAPAN SOCIETY OF NUTRITION AND FOOD SCIENCE
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680307305344
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- NII Article ID
- 130003682799
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- ISSN
- 18838863
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed