書誌事項
- タイトル別名
-
- Context dependent effects of background music on the free recall of incidentally and intentionally learned words
- グウハツ ガクシュウ オヨビ イト ガクシュウ ノ ジユウ サイセイ ニ オヨボス BGM ブンミャク イソン コウカ
この論文をさがす
説明
バックグラウンドミュージック (BGM) が,自由再生における文脈依存効果を生じさせるか否か,また生じさせる場合どのように生じさせるかを,2つの実験によって調べた.総勢160名の大学生が,20個の単語を符号化した.符号化の最中には,4種類のうちの1曲をBGMとして流した.符号化した単語の30秒後の自由再生時には,符号化時と同じ(同文脈条件)あるいは異なる(異文脈条件)BGMを流した.実験1は,学習意図×反復回数×文脈の効果を検討し,実験2は,偶発学習条件における提示速度×文脈の効果を検討した.BGM依存効果は偶発学習条件で生じたが(実験1・2),意図学習条件では生じなかった(実験1).BGM文脈依存効果が生じた偶発学習条件において,1回提示後では有意な文脈依存効果が生じたが,2回提示後では生じなかった.また,4秒提示後と8秒提示後の両方で,有意な文脈依存効果が生じた.本結果は,(a) 自由再生におけるBGM文脈依存効果が意図学習では生じにくいこと,(b) 反復や提示速度など項目強度の規定因が,BGM依存効果の大きさを増加させないことを示している.
収録刊行物
-
- 認知心理学研究
-
認知心理学研究 5 (2), 107-117, 2008
日本認知心理学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680314644224
-
- NII論文ID
- 130000304522
-
- NII書誌ID
- AA11971335
-
- ISSN
- 21850321
- 13487264
-
- NDL書誌ID
- 9412148
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可