幾何学的局所皮弁使用の実際

書誌事項

タイトル別名
  • Closure of Cutaneous Defects Using Local Skin Flaps

この論文をさがす

説明

腫瘍切除後などの皮膚欠損の閉鎖に,局所皮弁はよく使用されている。近年身体各部の血管解剖が研究され,穿通枝皮弁などさまざまな有用性の高い皮弁が開発されてきたが,その一方,進展(前進)皮弁,Limberg flapなどの古典的な幾何学的皮弁もまた依然として有用性は高い。特に顔面皮膚は血行が豊富であり,ランダムパターンの局所皮弁をかなり自在に活用できる部位である。幾何学的局所皮弁の適用に際しては,皮膚の余裕・性状や剥離の程度なども考慮して術後の縫合線がどういう形態をとるか予測し,それをしわの向きやエステティックユニットの境界などに合わせて目立たないようにする工夫が必要である。

収録刊行物

  • 創傷

    創傷 3 (2), 52-57, 2012

    一般社団法人 日本創傷外科学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680315361664
  • NII論文ID
    130004552971
  • DOI
    10.11310/jsswc.3.52
  • ISSN
    1884880X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ