The First Japanese Mechanical Calculating Machine “Jido Soroban”(Automatic Abacus) Developed in Meiji Era

Bibliographic Information

Other Title
  • 明治時代に開発された我が国最初の計算機「自働算盤」
  • - Supported by Mori Ogai, Yazu Ryoichi Developed a Unique Calculating Machine -
  • ―森鷗外の支援を得て矢頭良一が独自のメカニズムで開発―

Description

日本の最初の計算機は,1923年(大正12 年)に売り出されたタイガー計算器と長く考えられていた.森鷗外の「小倉日記」の記録により,1902年(明治35年)に矢頭良一が発明し製作した自働算盤が1960年代後半に再発見され,これが日本最古の計算機となった.自働算盤は歯車を用いた手動の機械式計算機で,独特のメカニズムにより加減乗除の計算を行う.数値の入力にそろばんの1の珠と5の珠による方法と同様の方法を採用し,乗除算の際のけた送りが自動的に行われること及び演算終了時に動作が自動的に終了するなど,当時の海外の計算機よりも優れた機能を実現している.

Journal

  • IEICE ESS Fundamentals Review

    IEICE ESS Fundamentals Review 4 (2), 105-112, 2010

    The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers

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