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- 荒川 薫
- 明治大学理工学部情報科学科
書誌事項
- タイトル別名
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- Quantitative Analyses of Infants’ Cry Sounds and Estimation of the Causes
説明
乳幼児は様々な状況下で泣き声を発するが,泣き声の音響上の特徴及び,各状況下において泣き声の定量的性質がどのように違うかを明らかにする研究が,種々行われてきた.本解説では,これらについて紹介する.このような研究には,単に,泣き声の定量的性質や,各状況下での統計的性質の違いを明らかにするものから,その啼泣原因を推定するルールベースシステムを提案するものまでが存在する.また,月齢によってもその定量的性質に違いがあり,新生児のみ対象とした研究や,月齢2 か月~ 6 か月,あるいは月齢12 か月までの高月齢児を対象とした研究がなされている.定量的性質としては,その周波数分布に着目するものが多いが,他に,泣き声の持続時間やその間隔に着目して乳児の状態を分類しようとする方法も提案されている.
収録刊行物
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- IEICE FUNDAMENTALS REVIEW
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IEICE FUNDAMENTALS REVIEW 1 (2), 21-25, 2007
一般社団法人 電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680319535232
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- NII論文ID
- 130004554522
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- ISSN
- 18820875
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可