配合飼料中のトウモロコシをキャッサバミールで代替した混合飼料が採卵鶏の産卵成績および卵質に及ぼす影響

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  • Effect of Whole Cassava Meal as Substitutes for Maize in the Diets on the Performance Characteristics and Egg Quality of Laying Hens

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キャッサバミール ( 塊根と葉) 混合飼料の採卵鶏における消化性、飼料摂取量、飼料要求率、体重増加量、産卵成績ならびに卵質に及ぼす影響を検討した。供試飼料は市販の配合飼料中トウモロコシをキャッサバミールでそれぞれ0% ( 対照区;diet I 区)、50% ( 塊根40% + 茎葉10%;diet II 区)、75% ( 塊根65% + 茎葉10%;diet III 区) および100% ( 塊根90% + 茎葉10%;diet IV 区) 代替して調製した。供試鶏として白色レグホン36 羽を用い、供試飼料を4 週間給与した。乾物消化率はdiet II ~ IV がdiet I と比べて低い傾向を示した。産卵成績ではdiet I ~ III の処理区間に有意な差は認められなかったが、diet IV では産卵率が有意に低下した (p < 0.05)。卵黄色を除く卵質は処理区間で有意な差が認められなかった。卵黄色はdiet II ~ IV でdietI と比較して低い傾向を示した。以上より、市販の配合飼料中トウモロコシ配合割合 (57%) の75% までのキャッサバミールによる代替は、産卵成績と卵質の低下をもたらさないことが示された。

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