保育所・幼稚園における「障害のある」子どもおよび、「気になる」子どもの活動参加に関する調査研究(2) : 「運動会」の一連の活動を対象に

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • An Investigation for Activity Participation on Children with Special Needs in Nursery School and Kindergarten (2) : Focusing on Supports at Athletic Festival
  • ホイクジョ ヨウチエン ニ オケル ショウガイ ノ アル コドモ オヨビ キニナル コドモ ノ カツドウ サンカ ニ カンスル チョウサ ケンキュウ 2 ウンドウカイ ノ イチレン ノ カツドウ オ タイショウ ニ

この論文をさがす

説明

保育所・幼稚園に在籍する「障害のある」子どもおよび、「気になる」子どもの活動参加のために必要な支援条件を検討するために、C県全ての保育所・幼稚園を対象に、運動会の一連の活動における子どもの様子と支援について調査を実施した(回収率37.6%)。本報告では、上記調査の中から、子どもの様子に関する結果を取り上げて報告する。調査の結果、「障害のある」子ども、「気になる」子どもを含めた特別な支援や配慮を必要とする子どもが在籍していると回答した保育所・幼稚園は全体の72.5%であった。「最も」特別な配慮を必要とする子ども1名に絞った場合には、「障害のある」子どもとした保育所・幼稚園は50.0%、「気になる」子どもとした所・園は40.5%であった。練習期間の様子では、「障害のある」子どもと「気になる」子どもでは、後者が「トラブルやパニック」の項目で選択率が高かったが、「活動の理解」「見通し」「所属や待機位置理解」の項目では大きな差がなかった。このことから、「障害のある」子どもと「気になる」子どもが示す困難は共通する部分もあり、参加への支援として共通する手立てを検討できることが示唆された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ