日本の診療所の家庭医はいつ何を通して家族アセスメントを行っているのか?~Focus Group Discussionによる調査(第1報)~

書誌事項

タイトル別名
  • How and When Do Japanese Family Physicians Assess Family in Their Clinics?: A Preliminary Initial Report from a Focus Group Discussion

この論文をさがす

説明

<p>目的:日本の家庭医が診療所で行う家族アセスメントの方法を明らかにすること.</p><p>方法:1年以上の診療所の常勤経験を持ち,ディスカッション当日と,後日施行の参加者チェックに参加できる家庭医を対象に,半構造化されたフォーカスグループディスカッションを行った.その内容をVTRに録画し,2名の分析者が内容を分析し,参加者チェック及び公募による外部チェックを行った.</p><p>結果:参加者は,かぜ診療や予防接種時,医師が違和感を覚えた時,及び介護保険の主治医意見書作成時に,盆や正月の過ごし方,患者の受療行動,コミュニケーションパターン及び家族写真を通して自然な形で家族アセスメントを行っていた.</p><p>結論:家族アセスメントの方法として,欧米で示されていたコミュニケーションパターンや家族写真以外に,日本における特徴として,一家が集う伝統的行事の過ごし方,予約外患者の受療行動,主治医意見書作成時のアセスメントなどの方法が明らかになった.</p>

収録刊行物

参考文献 (9)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ