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- 佐藤 忠信
- 東南大学 城市工程科学技術研究院
書誌事項
- タイトル別名
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- MISTERY OF EARTHQUAKE MOTION PHASE FEATURED AS STOCHSTIC PROCESS
抄録
地震動位相を線形位相遅れ部とそれからの変動部に分離し,位相変動部を対象とし,現時点で判明している位相差分の確率特性を明示する.まず,観測記録から位相差分の2乗和平均特性と自己相関特性を抽出し,位相差分の確率密度関数の特異性を明らかにする.抽出された特性を表現できる確率過程として,ルベーグスチルシス型積分方程式の表記法を提案する.積分核で2乗和平均特性と自己相関特性を具現化し,積分関数で確率過程の確率特性を表現するものとする.その上で,積分関数を規定する確率過程に独立同分布と分散の存在を仮定できるときには,抽出された2特性が的確に再現できることを示す.さらに,位相差分の分布特性が差分間隔の大きさによらず,ベキ乗則に従うことを明らかにし,積分関数が満たさなければならない一般的確率特性について言及する.
収録刊行物
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- 土木学会論文集A1(構造・地震工学)
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土木学会論文集A1(構造・地震工学) 72 (4), I_831-I_841, 2016
公益社団法人 土木学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680325771136
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- NII論文ID
- 130005152725
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- ISSN
- 21854653
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可