企業の危機管理担当者へのヒアリング調査等に基づく東日本大震災における企業の防災/事業継続対策に関する調査報告と今後の企業危機管理経営の方向性に関する考察

DOI
  • 蛭間 芳樹
    株式会社日本政策投資銀行 環境・CSR部 兼 東京大学生産技術研究所
  • 野田 健太郎
    株式会社日本経済研究所 インフラ・環境グループ

書誌事項

タイトル別名
  • SURVEY ON THE DISASTER PREPAREDNESS AND BUSINESS CONTINUITY OF COMPANIES BASED ON THE HEARING ETC. INVESTIGATION TO CRO IN THE GREAT EAST JAPAN EARTHQUAKE AND CONSIDERATION OF ENTERPRISE RISK MANAGEMENT IN FUTURE

抄録

東日本大震災が企業経営に与えた影響は甚大であった.企業の防災及び事業継続対策の必要性と重要性が再認識されるとともに,将来の災害に向け,より実効性のある企業の有事対応プログラムの開発と実装が急務となっており各方面で具体的な解決策が提示されている.これに対し,著者らは在るべき論を語る前に,先ず事実の正確な把握と体系化をすべきであるとの問題意識を得た.そこで,東日本大震災におけて企業の防災及び事業継続の実務で中心的な役割を果たした各企業のCROに代表される危機管理担当者へのヒアリング調査等を通じて,現行の企業BCP/Mの効果と課題の事実把握を目的とした調査を実施した.本稿では,日本の産業界を代表する大企業の3.11における防災及び事業継続に関する現場情報を集約・体系化すると共に.実務担当の声に基づくポスト3.11のERMの方向性を提示する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680326183424
  • NII論文ID
    130004556777
  • DOI
    10.2208/jscejseee.68.i_1224
  • ISSN
    21854653
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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