書誌事項
- タイトル別名
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- FINE POWDER PERCOLATION THROUGH GRANULER LAYER
説明
乾燥状態での粒状体固体中の小粒子透過現象においては,小粒子サイズが間隙サイズに対して相対的に大きくなると透過率が減少する一方で,逆に小粒子サイズが数十ミクロン程度より小さくなっても透過率の減少が確認される.これはファンデルワールス(vdW)力や静電気力といった粒子間付着力が重力に対して無視できなくなるからである.本研究は,実験と3次元個別要素法(DEM)解析により,粒子間付着力や粒子形状が小粒子透過挙動に及ぼす影響について検討を行った.実験ではガラスビーズ,砕石などを用い,様々な小粒子サイズに対して透過率を測定し,DEM解析では付着力モデルとしてvdW力式を導入し,その大きさを変えながら実験と同様の解析を行った.その結果,実験結果を定量的に説明できるvdw力の係数を同定し,実験結果をDEM解析でおおよそ再現することができた.更に,付着力なしの解析結果との比較により,数百ミクロン程度の小粒子の透過率においても付着力の影響が無視できないことなどの知見を得た.
収録刊行物
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- 土木学会論文集A2(応用力学)
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土木学会論文集A2(応用力学) 72 (2), I_441-I_447, 2016
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680327818240
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- NII論文ID
- 130005311954
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- ISSN
- 21854661
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可