横風作用時における走行車両の横転安全性の考察

  • 立花 嵩
    中日本高速道路株式会社(研究当時京都大学大学院)
  • 白土 博通
    京都大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 岡本 光生
    西日本旅客鉄道株式会社(研究当時京都大学)
  • 和田 光平
    京都大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 張 東明
    京都大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 角 和夫
    本州四国連絡高速道路株式会社 東京事務所 技術調整課
  • 八木 知己
    京都大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻
  • 服部 洋
    株式会社ニチゾウテック 技術開発部
  • 古賀 光彦
    一般財団法人道路交通情報通信システムセンター〔VICSセンター〕

書誌事項

タイトル別名
  • CONSIDERATION OF OVERTURNING RISK FOR RUNNING VEHICLES DUE TO CROSSWINDS

説明

強い横風に起因する車両の横転事故は今もなお全国各地で発生している.本稿は走行中の大型車が横風により転倒する際,車両へ作用する空気力に着目することで,風特性・車両特性相互の視点から総合的に車両横転のメカニズムを解明することを目的とした.地面による風速欠損の影響を考慮した空気力係数,及び現地の風特性に基づく閾値超過確率を踏まえたガストファクターを算出し,また角運動方程式による横転発生時の風況検討,風洞試験・現地車両走行試験に基づく過渡空気力の考察を行うことで,車両が横転に至る際の現地風況条件(平均風速・風向)をまとめた横転リスク判断図を作成した.風況予測の精度確認手法をも併せて示し,横転判断システムの現場適用性について考察した.

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (3)*注記

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