書誌事項
- タイトル別名
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- THE ECOLOGICAL FUNCTION OF MUD SNAIL BATILLARIA CUMINGII AS AN ECOSYSTEM ENGINEER.
説明
ホソウミニナが提供する生態系機能と,取り巻く生物との種間関係を明らかにするために,ホソウミニナ,ユビナガホンヤドカリおよび底生珪藻に着目して,野外観察・実験を行った.既存干潟の77.5%のユビナガホンヤドカリはホソウミニナの貝殻を利用していた.ホソウミニナとユビナガホンヤドカリ,それぞれ単独では底生珪藻の密度を低下させたが,両種を混在させると底生珪藻の密度低下が緩和された.ホソウミニナは生態系エンジニアとして,ヤドカリの棲み場所の提供や物質循環を担っていたが,そのヤドカリにより種間相互作用が更に複雑化されていた.ホソウミニナのような生態系エンジニアにしっかり配慮していくことで,生物多様性の高い干潟の創出につながっていくことが明らかになった.
収録刊行物
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- 土木学会論文集B3(海洋開発)
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土木学会論文集B3(海洋開発) 69 (2), I_1114-I_1119, 2013
公益社団法人 土木学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680328627712
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- NII論文ID
- 130004961672
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- ISSN
- 21854688
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可