書誌事項
- タイトル別名
-
- EFFECTS OF SILT AND CLAY CONTENT IN SEDIMENTS ON A “SINKING EVENT” AT AN ARTIFICIAL TIDAL FLAT IN OKINOSU, TOKUSHIMA CITY
- EFFECTS OF SILT AND CLAY CONTENT IN SEDIMENTS ON A “SINKING EVENT” AT AN ARTIFICIAL TIDAL FLAT IN OKINOSU, TOKUSHIMA CITY
説明
徳島市沖洲地区にある人工干潟は,埋め立てられる既存干潟の代償措置として造成されたが,既存干潟の底生生物相を再現できていなかった.底生生物個体数密度(特に表在性)が極端に少なく,決定的な違いはホソウミニナBatillaria cumingiの有無であり,その原因は沖洲人工干潟で確認されている「沈み込み現象」によるものと推察された.筆者らは「沈み込み現象」の発生要因として,底質中のシルト・クレイ率に着目した.その結果,沖洲人工干潟では底質中のシルト・クレイが時間経過と共に減少すること,底質中のシルト・クレイ率が少ないと地盤密度が小さくなり,沈み込み率が上昇することなどが確認された.また,シルト・クレイ率が高い地点ほど底生生物の個体数密度が多くなっており,沖洲人工干潟生態系において底質中のシルト・クレイが生物相に与える影響が大きいことが示された.
収録刊行物
-
- 土木学会論文集B3(海洋開発)
-
土木学会論文集B3(海洋開発) 71 (2), I_802-I_807, 2015
公益社団法人 土木学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680329225088
-
- NII論文ID
- 130005097481
-
- ISSN
- 21854688
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可