カルシア改質土を用いた直立護岸補強と人工浅場造成

書誌事項

タイトル別名
  • REINFORCING REVETMENT USING DREDGED SOIL AND CONVERTER SLAG AND CREATING RECLAIMED SHALLOW PLACE

抄録

護岸補強と細粒分が多く軟弱な浚渫土の有効利用として,既設護岸の前面に,浚渫土と転炉系製鋼スラグの混合土(カルシア改質土)を中詰材とした人工浅場造成を行った.事前検討として,波浪条件から人工浅場の断面構造を策定して,カルシア改質土の必要強度の設計を行い,配合試験からカルシア改質土の配合条件を決定した.次に,人工浅場による護岸の補強効果を把握するため,L2地震動での耐震解析を行い,耐震性が向上することを確認した.さらに,浅場造成による護岸の越波影響が懸念されたため,越波解析を行い,既設護岸よりも越波流量が低減することを明らかにした.本研究では,事前検討内容と施工時に行ったカルシア改質土の品質試験結果,および施工前後,施工中の水質モニタリング調査結果について述べる.

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被引用文献 (1)*注記

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