干潟生物調査のモニタリング手法の検証となぎさ線の造成による生物生息場の回復

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タイトル別名
  • VERIFICATION OF INVESTIGATION TECHNIQUE OF BENTHOS AND ENVIRONMENTAL RESTORATION BY “ARTIFICIAL SHORELINE”
  • VERIFICATION OF INVESTIGATION TECHNIQUE OF BENTHOS AND ENVIRONMENTAL RESTORATION BY “ARTIFICIAL SHORELINE”

抄録

人工干潟の造成後約2年を経た現況を整理した上で,既往の底生生物調査地点の設定手法の精度を検証した.さらに,含泥率と地盤高による干潟の区分に応じて底生生物の定量調査を実施し,出現生物種の特徴を考察した.その結果,(1)人工干潟では造成後約2年を経ても出現生物種数は増加傾向にあること,(2)確認される生物種の割合は,調査枠を干潟の区分に応じて抽出した場合が77%であったのに対し,調査枠を任意に抽出した場合が72%となり,既往の調査地点の設定手法は有効であること,(3)造成した人工干潟が多様な地盤高や底質環境を有するため,自然干潟で確認されなかった生物種が人工干潟に加入・定着したことが示された.

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参考文献 (3)*注記

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