袋詰め工の現地試験施工に向けた水理模型実験

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タイトル別名
  • TANK EXPERIMENTS FOR ASSESSING STABILITY OF GEOTEXTILE COASTAL STRUCTURES CONSTRUCTED IN TEST FIELD

抄録

西湘海岸で試験体設置が計画されている袋詰め工の形状および構造を決めるために2次元断面の水理模型実験を実施した。高波浪下では1/30スケールの袋詰め工の模型は同程度の質量をもつコンクリートブロックよりも不安定であり、安定にするためにはコンクリートブロックの50倍以上の質量が必要であることがわかった。また、袋詰め工による施設に特徴的な変形として、構造物先端の浮き上がりや横方向へのねじれが確認された。これらの変形は構造物の幅と高さを増加させることで、解消されることが水理模型実験の結果から明らかとなった。最終的には西湘海岸における過去15年間の既往最大波にも耐えられるようにするためには、幅8m、長さ10m、高さ1.5m以上の強大な形状とする必要があることがわかった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680330041472
  • NII論文ID
    130004558348
  • DOI
    10.2208/jscejoe.67.i_1063
  • ISSN
    21854688
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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