隆起抑制型CPG工法の開発と現場実証実験による検証

書誌事項

タイトル別名
  • DEVELOPMENT OF AN UPHEAVAL CONTROL TYPE CPG METHOD AND FIELD VERIFICATION

抄録

CPG工法は,注入管より低流動性モルタルを地盤に静的に圧入して地盤改良する密度増大工法の一つで,液状化対策として様々な空港・港湾で適用されている.しかし施工にともない発生する地盤隆起が問題となる場合があり,その抑制が課題である.本研究では,圧入したモルタル中に,注入管を上下に往復させて地盤隆起を抑制させる,アップダウン施工(U/D施工)について,実機種および各種パラメータを変化させて実大規模の現場実証実験を行った.その結果,開発したU/D施工は当該現場で施工が可能であり,従来のCPG工法と比較して当該地盤の隆起量を最大で90 %以上低減した.また,提案する等価改良率の概念・定量化法を用いることで,U/D施工による地盤の隆起量および密度増加量を予測することができ,従来のCPG工法と同様の設計が可能であることを示した.

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