高精度気象海象情報の開発と海上物流効率化への利用

DOI
  • 松浦 邦明
    一般財団法人日本気象協会 事業本部防災事業部海洋課
  • 佐藤 淑子
    一般財団法人日本気象協会 事業本部防災事業部海洋課
  • 三嶋 宣明
    一般財団法人日本気象協会 事業本部防災事業部海洋課
  • 小林 充
    独立行政法人海上技術安全研究所運航計画技術研究センター
  • 加納 敏幸
    独立行政法人海上技術安全研究所運航計画技術研究センター
  • 大津 皓平
    東京海洋大学
  • 庄司 るり
    東京海洋大学 海事システム工学部門
  • 高嶋 恭子
    東海大学海洋学部 航海学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • ESTABLISHMENT OF HIGH-ACCURACY WEATHER FORECAST AND ITS USE OF ECO-NAVIGATION SYSTEM

抄録

従来,内航海運では,常用航路を航行し,早めに到着して沖待ちをする航海計画がしばしば用いられてきた.しかし,高精度の気象海象の予測情報を考慮した航路計画,予測の不確実性を考慮して定時運航を実現した船速計画(減速航行)を行えば,経済的な運航(環境調和型の運航)が可能になる.このような最適な航海計画を作成するシステムを実用化し,内航船舶7隻を対象として実証航海実験を実施し,その省エネ効果を評価した.その結果,航路計画で平均4%の省エネ効果を確認した.また,不定期船については船速計画(減速航海)と合わせてシミュレーションベースで15%以上の削減効果を確認した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680330527360
  • NII論文ID
    130004961640
  • DOI
    10.2208/jscejoe.68.i_947
  • ISSN
    21854688
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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